~師範挨拶~
昨今いじめが原因で子供が自殺するというニュースを度々耳にします。
そんなニュースを聞くたびに大変胸が痛みます。
自殺に至るまでその子はどれほど苦しんだのか、お子さんを亡くした親御さんはこれからどれだけ苦しむのか。。。
小さな子供を持つ親として他人事ではありません。
文部科学省は10月26日、平成28年度(2016年度)「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果の速報値を公開した。小中学校、高校、特別支援学校におけるいじめの認知件数は32万3,808件と、前年度(平成27年度)より9万8,676件増加し、過去最多となった。小中学校、高校における暴力行為の発生件数は、前年度比2,651件増の5万9,457件、児童生徒1,000人あたりの発生件数は4.4件。学校別では、小学校2万2,847件(前年度1万7,078件)、中学校3万148件(前年度3万3,073件)、高校6,462件(前年度6,655件)と、小学校が増加している。
いじめの原因・動機別(平成24年警察庁調べ)では、
1.「力が弱い・無抵抗」(40・3%)
2.「いい子ぶる・なまいき」(18・4%)
3.「態度動作が鈍い」(14・9%)
原因が分かっているのであれば対策を講じるのが大人の努め、武道家の勤めであります。
空手を通していじめに負けない子供、強くなるだけではなく高い倫理観・志を持った子供を育成することを目的とした空手を伝えたいと考えております。
また、いじめの低年齢化、凶悪化も問題となっております。“いじめられない”だけではなく、“いじめない”子供の育成も重要です。
弱きを助ける強い心を持った子供の育成にも力を入れていきます。
大人も空手を通して理不尽な暴力に屈しない強い身体と自信・勇気に溢れた精神力を培っていただきたいと思います。また健康増進やストレス発散にも役立ちますのでまずは気軽に当会の門を叩いていただけることを願っております。親子でのご参加も多く大歓迎です!
NPO法人 フルコンタクト空手道推進連盟
空手道 護心会
代表師範 鳥越 恒一